経理初心者にとって、給与関係の入力は分かりづらいものです。
今回は、会計ソフトに給与の入力するコツを分かりやすく解説します。
締め日と支給日
給与を会計ソフトに入力する際に、まず締め日と支給日を把握する必要があります。
次の2パターンに分けることができます。
①当月締め、当月支給(推奨)
たとえば、20日締め、25日支給などです。
②当月締め、翌月支給
例えば、20日締め、翌月10日支給などです。
入力の基本的な考え方
必要な情報は次のとおりです。
- 支給項目
- 課税支給額(役員報酬、基本給、各種手当など)
- 非課税通勤費
- その他(年末調整過不足、経費精算など)
- 控除項目
- 社会保険料(健康保険料、介護保険料、厚生年金)
- 雇用保険料
- 所得税
- 住民税
- その他(家賃本人負担など)
- 差引支給合計額(振込金額)
それぞれの項目に対応する科目に計上します。
入力例
①当月締め、当月支給の場合
役員報酬 / 現預金
給与 / 預り金(源泉所得税
旅費交通費 / 預り金(住民税
/ 法定福利費(社会保険料
②当月締め、翌月支給
締め日
役員報酬 / 未払費用
給与 /
旅費交通費 /
支給日
未払費用 / 現預金
/ 預り金(所得税
/ 預り金(住民税
/ 法定福利費